大地の芸術祭とは

 大地の芸術祭・アートトリエンナーレとは、越後妻有と呼ばれる十日町市・津南町の1市1町(合併前は十日町市・川西町・松代町・松之山町・中里村・津南町の6市町村)の里山を舞台に、3年に一度開催される世界各国の著名現代アーティストが参加展示する世界最大級の国際野外芸術祭である。

 大地の芸術祭は、地域にあるさまざまな価値を現代アートを媒介として掘り起こし、その魅力を高め、世界に発信しながら、地域再生の道筋を築いていくことを目指し、地域の文化や現代アートをネックレスのように繋いでいくという趣旨から「越後妻有アートネックレス整備事業」と名づけられ、新潟県の事業としてその成果の3年ごとの発表の場として2000年のスタート以来、2003年、2006年、2009年の4回にわたって開催された。これまで集落や棚田、里山には新旧あわせおよそ300作品が点在している。作品が点在する地域があまりにも広範囲にわたっているため全作品を隈なく見ることはかなり努力が必要である。しかしその魅力にはまってしまい、何回も訪れるリピーターが多い。

 当初は賛否両論があり、アートや地域に対する功罪など評価が分かれるものがあることも事実だが、国内より海外から注目を浴びているということもまた事実である。2009年からはは地元市町や熱心なサポーター・ボランティアが中心となる地域主導型に衣替えし今後も継続することが決まっている。地域主導のイベントに衣替えしたがその人気は衰えることがないない。実際この芸術祭の作品制作や維持管理など底から支えているのは「こへび隊」と呼ばれる若者などを中心としたサポーター集団だけではなく、もっとも現代アートから距離がありそうな過疎集落の高齢者を含めた地域住民であることは知られていない。アートを媒介に過疎地域に人が訪れることが、自分達が住む地域の活性化に繋がるということを身をもって体感することで、過疎地住民の意識に変化が現れたことは大きな成果であると考える。また日頃何気なく見ていた当たり前の里山風景が宝物であることに住民が気づいたこともその成果だろう。地域住民が積極的にかかわることが回を増す毎に益々大きくなっている。

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